2月は芸術系の大学生が、卒業を前にして4年間を締めくくる制作展や、個展・グループ展をしています。
芸術系の学生が「卒論」を対外的に発表してみてもらえる「ハレ」の時ですね。
その成果の質量や、展示の仕方、あるいはそうした公表の場への臨み方に現代の学生の姿が読み取れます。
私はそういう場によく出かけます。
決して文句・小言を言うために見に行くのではなくて、今を生きる同時代人としてそこに足を運ぶつもりではあるのです、・・・・が。
そんなあるギャラリーで出会った人。この人はまだ1回生だそうです。

私は展示を見て「黙って帰ってしまう。」という事も時にしますが・・・・というより、そうしないとおそらくは言い過ぎてしまうだろうと思うことがあるからですが・・・・比較的辛口のことも口にします。
むろん肯定的にみられることや制作者の工夫や個性的なアイディアを見逃さないようにも努めます。そして門外漢としての立場を忘れないようにしながら。

たまたま在廊している学生に「あなたの作品は?」と声をかけ制作の苦労や自分の目指したところなどを聞かせてもらいます。
私自身が描かないのですから、内在的に批評するのはとても難しことですので、・・・写真を撮るものからすればねという言い方をします。

時に、一緒に在廊している別の学生が「私の作品はこれなんですが、どうでしょうか?」と聞いてくれる。
学生たちのこうした展示会場では、よくアンケートが準備されていて「お願いします。」と言われるのですが、基本的にお断りします。
話しかけられるのが嫌な人や、お客さんの中には話すことが得意でない人もおらるでしょうからアンケートも有効でしょう。
が、ぜひ自分で「これが私の作品ですが、いかがでしょうか?」と声をかけましょうと言っているのです。

この人は展示企画やイベント企画などについて学ばれているそうで、その関係からこの会場にスタッフとしているんだそうです。学外で展示会場を直接に経験して学んでいるという事でした。
で、まあこういうようなことになることはまれなんですが、お願いしました。
- 2016/02/14(日) 00:34:34|
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お近くにお住まいなら是非に・・・・というところですが。
ご旅行の折にでもお声をかけてください。
- 2016/02/14(日) 20:09:11 |
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- soujyu2 #-
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