手作り市に行くとコーヒーショップも出店しています。
知恩寺の御多福さんなどは老舗的存在ですが、いろいろな手作り市には若い方、熟年のかたなどそれぞれの個性を持ってコーヒーショップを出しています。
この方なども随分熱心に出店し、この店構えも特徴となって人気のお店の一つです。

私は写真の活動に支障が出るので手作り市に行っても本当の必需品以外は滅多に買い物はしません。
行くたびに感心するモノを買っていたのでは、ただでさえ心もとない財政基盤が壊れてしまうからです。
ですから美味しそうなコーヒーの香りにどれほど誘惑されようとも・・・・なんです。

ただお話は聞きます。
このことは街中の「おっ!!このお店は・・・。」と見つけた時も同じです。 食べることも飲むこともしないで「すみませんお店を見せてください。」などとインテリアや調度品などを見せてもらいデザインされた趣旨などを訪ねつつ、「今度誰かを連れてきたら写真を撮らせてくれますか?」などと図々しいことをお願いすることも一再ではありません。

小さなシンクを備え、まるで路面店を持ってきたようです。
このお店ではネルドリップにこだわっているようです。

私は自宅で紙のフィルターでコーヒーを淹れるのですが、そのときに湯を注ぎながらうまくコーヒー豆の粉を膨らませてドームを作ることができません。
そのことを話すと「それは技術の問題ではないんですよ。豆の鮮度の問題なんです。」と教えていただきました。
保存状態のいい新しいコーヒー豆を焙煎して、飲む直前に粉にひくようにすれば大概うまく盛り上がるんだそうです。

この方が使っているロートは口が狭く細く作られています。それはコーヒー豆の粉にお湯が長く触れられるようにするためだそうです。角度が大きいと側面などからどんどん湯が通ってしまうし、粉の層が薄いので成分が抽出される時間が短いのだそうです。
「まあ、飲んでみてください。」と、紙コップに試飲用にコーヒーを注いでくれました。
「う~ん、なるほどね。」

植物園のケヤキ並木の下で秋の柔らかい日差しと気持ちのいい優しい風を受けながら飲むコーヒーの味は格別でした。
- 2014/10/30(木) 00:03:34|
- お店
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屋外フリマで、ネルドリップで出店なんて凄すぎます。
ペーパーなら有りそうなものですけどねぇ。
相当熟練されているようですね。
電動ミルもありますので、電源や熱源も確保されているのですね。
私には無理です(笑)。
- 2014/10/30(木) 12:29:35 |
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- MK #-
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京都に行ったら イノダコーヒー
ネルドリップですね
以前 イノダのおじさんが(店長というか イノダさん)
神戸の震災のとき コーヒー差し入れてくたって
コーヒーの いれ方は・・・
あの 丸テーブル席で 講釈してくれました
あら 写真のコメじゃなかった
ごめんなさい・・・・・・・・・
- 2014/10/30(木) 21:35:47 |
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- Chieko #-
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コメントありがとうございます。
いくつかの手作り市の会場で火気厳禁です。ですからバッテリーを使うようですが、水のタンクといい準備が大変そうです。
何しろ蛇口をひねればシャワーの水が出るのですからすごいです。
そういう苦労をしているからお客さんも増えるのでしょうね。
- 2014/10/31(金) 16:39:07 |
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- soujyu2 #-
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京都のイノダコーヒーをご存じなんですね。
しかも行っている。
京都に住む、しかも幾度もその前を通る僕はずっと以前に2,3度行ったきりです。
前回の写真展ではコーヒーをいれて60余年のイノダさんにも登場していただきました。
- 2014/10/31(金) 16:42:03 |
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- soujyu2 #-
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