ある人の協力を得て一日撮影となったのですが、・・・・。
撮影場所を移動しているときに橋の上から面白い風景を目撃。
「何をやっているんだろうねぇ?」
何と道具一式を自転車に載せて「野点」をされていました。
私はいつも見てやろう、聞いてやろうの野次馬根性ですから、今日のモデルを誘って河原に降ります。

結構本格的ですねぇ。
聞くところによるとこれまでも時々出ていたんだそうです。
私はこのあたりよく通るのですが、ついぞ目にしませんでした。
どうやら時間帯が違ったようです。

肩ひじ張らないお茶の楽しみ方をしてほしいという趣旨らしく・・・・。
この方は大徳寺西方にある塔頭、孤峰庵近くに同好の仲間と住んでいて、そこでお茶席を設けているのだとか。
ずいぶん風流な場所です。

若い集団がやってきて取り巻きます。
まだお茶は未経験だという方が「初体験だ!」と言いながらお茶をいただきます。
どうやらお茶碗を回すことはご存じのようですが、何度回すんだっけ?!
「いろいろありますから気にしないで美味しく飲んでください。」

お茶を入れている方の表情を見れば、しかつめらしい顔をして「コホッ」とも音を立てずにいただくお茶席とは大分違うことがお分かりだと思います。
この初めての方が「美味しい。飲んだ後さわやかさを感じる。」とおっしゃっていました。
が、残念ながら私は抹茶を美味しいと感じたことは・・・あまりありません。

この工夫がいいですね。
人々に関心を持ってもらえないのならば、待つのではなくて自ら人々に近づく。
この工夫を見れば周囲の人の捉え方も違ってくるように思いました。
伝統芸能のあれこれも・・・兵糧攻めにおびえる前に・・・工夫が必要かもしれません。
「おもてなし」です。
- 2014/05/28(水) 00:00:55|
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今日は「お茶のお稽古(表千家)」でした。美味しいお茶は甘みがあり、ねり和菓子によく合います。それにつけてもこの「コンパクトさ」に脱帽です。お道具も素敵ですね。京都って懐が深いですね。
- 2014/05/28(水) 19:45:21 |
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- kantere #-
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コメントありがとうございます。
お茶をされているんですね。
これは文字通りの野点ですね。お茶をされる方から見るとどうなのかはわかりませんが、面白い試みだと思って撮らせてもらいました。利休も従来の茶を革新したのですからいろいろあっていいですよね。
今度は一服いただこうかなと思っています。
- 2014/05/29(木) 15:19:27 |
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- soujyu2 #-
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