東大路三条の交差点からほど近いところ、市営地下鉄の東山駅から地上に上がったところに古川町商店街があります。その商店街の一角にJARFO ART SQUAREがあります。
今そのギャラリーでは「ROSTOCKーKYOTO交換交流プロジェクト」の一つとして「ART RAINBOW PROJECT ~OVERLAP~(際きわ)」が開催されていました。

ドイツから来られている
Marike Schreiber/VISUAL ART
Alena Willroth /JEWELLERY
Helge Griem /GRAPHIC/SCULPTURE/PAINTING
Andrea Köster/COMIC/ILLUSTRATION/RISOGRAPHIC
Christian Kabuß/PAINTING
の各作家たちが制作を公開していました(滞在制作期間 3/8~3/18)

ドイツ語はもちろん英語さえ?できない私ですが、やじうま根性を無理やりに掻き立ててお邪魔しました。
ギャラリーでは、今日の写真のChristian Kabußに話を聞かせてもらい(彼は英語が堪能ですから、私にも何かそれらしいことが、少しだけわかります。)そこで「写真を撮らせてください」病を発症していつものようにお願いしましたが、快く受けてもらえました。

チョークなどを使った絵を描かれていますが、魅力的に感じました。
私が話しかけたり写真を撮らせてもらうことで制作が中断することを気にしたように受け止めてくれて「いや、絵から何度も何度も離れて遠くから眺めたり、時々コーヒーを飲んだりおしゃべりして、そういう間を作って改めて絵を見ると閃くんだ。(だから気にするな)」と言ってくれました。いい人です。
それで、今日の写真はChristian Kabußのものです。

ここのギャラリーも先導役の世代交代が模索されています。
今の責任者の石田氏は親しく話してくれますし、次を担うスタッフたちも顔なじみですが、この人たちの熱意がさらに多くの人に伝わって、こういう活動がより広く受け入れられてほしいなあと思います。
- 2023/03/27(月) 00:00:02|
- 絵画
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学生さんかなと思って声をかけたのですが「社会人です。」とのことでした。
あまり進んで表に立つ性格ではないのでと写真に対してはちょっと「どうしようかな。」という感じでしたが、引き受けてくれました。

いつもはずっと下流の七条あたりで練習しているらしいのですが「そこは先客がいて・・・。」とこちらに移動。ずいぶん距離がありますが、ここで吹いても大丈夫かななんて思いながら来てしまう人が案外います。
初めての場所はいろいろな意味で不安ですよね。
周りはどうだっていいさという感性の人もたまにいたりはしますが、大半の人は周囲への音の影響や、いつもはここをどんな人が利用してるんだろうなどと考えるものです。

橋脚の下は音が反射してうまく聞こえるってのもありますが、いい音出してました。
「何年くらい吹いてるんですか?」「一年半くらいかな。」
「エッ?!一年半でこの音?!」
すごいですね。

「まだ一曲を通して『吹けるな』という感じにまでいっている曲はないんですよ。」と謙遜しきり。

暖かくなってきて鴨川べりには楽器演奏を楽しむ人、練習する人が出てくるようになりました。
「暑い時、寒い時には出てこないんですよ。そんなときはカラオケなんかで吹いています。」とこの人も。

でももう大丈夫ですよね。暖かくなりました。
花粉症の人は困っているでしょうが、私の場合は体が緩んでくる感じです。


- 2023/03/26(日) 00:00:04|
- 音楽
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やはり私は女性より男性撮る方が性に合っているのかなあ。
人からも言われますし、時々そう思います。
これまで2000人余りの人を撮ってきて、男性と見える人と女性と見える人の差がどんどん開いてきています。
むろん、撮らせてもらいやすいかどうかということがその差を生む最も大きな要因だと思うのですが、男性と見える人が56%です。
つまり56:44ですので、12%も開きがあるんですね。この活動を始めた最初の4年間くらいは差が4%になるかならないかだったのに。

今まだ女性の撮影人数は1000人に遠く及びません。
今度1年撮っても1000人に達するかどうか、でも男性と見える人の方は1200人を超えるのは今夏でしょう。
まあ、流れに任せるより、何か仕方があるわけではないですが、何があるのかなあなんて考えたりはしますね。

ポートレートと言えばもう被写体は(若い)女性だと思い込んじゃったりしている向きも相当にあるんですが、そういう意識についても分析が必要でしょうが、私の傾向もどんなジェンダー意識が巣食っているか興味深いところです。

さて、失礼なことに撮っているうちに次の用事の予定時刻が迫ってきて、お話の途中で、そっとカードをお渡しして失礼してきてしまいました。

「カードに記載しているメールアドレスにメッセージをいただければ今日撮った写真を添えて返信します。」というくだりを省いてしまったのはやはりちょっとエチケットに欠けたことでしたので心残りです。
ブログやFBに投稿すること、個展やグループ展に出すかもしれないこと(写真集にするかもしれないこと)の確認と一緒にするようにしているんですが、その時の流れでうまくいかないことがたまにあります。後者についてはことに注意して確認しているわけですが。

人を撮る写真の文化をいい方向に育てたいですからね。
- 2023/03/25(土) 00:00:02|
- 人物
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とあるギャラリーを訪ねたときです。
作品の展示室を出たところにテーブルがあってそこではよく出展作家がお客さんと話をしていたりしまず。
私は展示作品を見終わって、展示室を出てきたところで、若い女性とこの人が話しているのを見かけました。

そして私はこの人たちの周囲のケース展示を見るふりをしながら、よ~く観察したのです。
で、そのわきを通り抜けようとする刹那この人と目が合いました。
「目が合ってしまったので、お願いするんですが・・・・。」
「うん、私には肖像権なんてないからね。」なんてにこやかに笑ってくれて了承してくれました。

そこに新たな用事のあるお客さんが現れてしまったので思うようには撮れませんでしたが、事前の了承を得ていたことが幸いして、周囲を回りながら撮ることができました。

先ほどまでの話し相手だった若い女性は席を外されました。
その女性は中国の方で、中国にあるギャラリーの関係者だということでした。
「ギャラリーは○○にあって、そこから来ました。」「僕はごく短い期間、瀋陽にいたことがあります。」「え、私は瀋陽で生まれました。寒かったでしょう?!」ということで、少しだけ話ができました。
もっとも私はその極寒の瀋陽は体験しませんでしたが。零下30度にまで下がる寒さですよね。
- 2023/03/24(金) 00:00:02|
- 人物
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もう長年この仕事をしているのかと思って尋ねてみました。
「いや、まだ2年ちょっとかな? コロナで前の仕事が減る中でゆっくり『自分の人生このままでいいのかな。』と考えた時期があって、思い切って、それ以前から好きだった『研ぎ』をやろうと・・。」
そういう訳で、まあ広く言えば「脱サラ」です、がコロナの時期に人生の転換をした人は少なくないように感じます。
絵描きさんが絵の方向を相当根本的に変えてしまったり、音楽家が手にする楽器を変えてしまったり。

阪神淡路大震災や東北の大震災・原発事故の時などの時にも人生かにゃ世界観を大きく変えた人たちがたくさんいますね。
COVIDO-19の中で人々はいやおうなく人生や世界について根本的に見つめさせられたという面がありますね。

結果的に「この仕事に変えて本当に良かったと思ってる。」ととてもよい表情でおっしゃっていました。



- 2023/03/23(木) 00:00:03|
- 働く人々
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